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【合格記】エンジニア未経験者がLPIC-1に合格できた学習方法

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本記事では、IT業界未経験&非エンジニアの私が、LPIC レベル1に合格できた学習方法について紹介していきます!

本記事がおすすめの方

・Linuxに興味があり、これから何かしらの資格取得を目指している方
・LPICの合格率を上げ、最短で合格できる勉強方法が知りたい方
・LPIC-1を実際に受験した人の感想や難易度について知りたい方
・未経験でも合格できるか知りたい方

実務でLinuxを触ったことない私でも合格できたので、みなさんもきっと合格できるはずです!

LPICとは、Linuxの技術力を証明するIT資格です。
これまで認定試験は180ヵ国で実施され、70万人が受験、27万人が認定を受けています。(2021年8月時点)

LinuCとLPICどうちらを受けるべき?

日本に特化したLinuCという資格も登場していますが、幅広く知識を身に付けたいという方には、「LPIC」がおすすめです。

LinuCは日本向けの資格として成長している段階ではありますが、資格として長く評価されてきた歴史や国際標準資格であるという点で、LPICの方が優れていると言えます。


LPICの資格は、レベルが以下の3つに分かれており、それぞれ以下のような概要となっています。

・LPIC-1
LPIC-2
・LPIC-3


LPICの3つの試験の中で、LPIC-1は最も難易度は低く、実務で必要なLinuxの基本操作とシステム管理が行えることを認定する資格です。

Linuxディストリビューションの基本知識なども問われます。


Linuxとはなにか?

Linuxとは、現在世界中で最も普及しているOS(オープンソースのオペレーティングシステム)のことです。

OSは、ユーザーとハードウェアの間や、応用ソフトウェアとハードウェアの間をつなぐ役割を果たします。


OSの入っていないPCやスマホ端末は、何も入っていない空の物体と同じになってしまいます。


意外とある身近なOS

私たちが普段当たり前のようにしているスマートフォンやPCにも、OSが搭載されています。

有名なものでいうと、iOSやWindowsなどです。(iPhoneのOSはiOS / WindowsのパソコンのOSはWindows )
私たちが普段自由な操作ができているのは、OSが搭載されているからなのです。

LPIC-1の試験概要

ここでは、LPIC-1の試験概要についてお伝えします。

 対象試験 101試験 と 102試験
問題数65問
試験時間90分
出題内容選択問題と入力式問題
合格点800点中 500点以上で合格
合格率公表なし
有効期限5年
受験方法CBT方式(マウス選択問題、キーボード入力問題)
受験料15,000円 (101試験 と 102試験の両方を受験して計30,000円)

101試験 と 102試験の両方に合格して、「LPIC-1」が取得できます。

101試験と102試験のどちらの対策も必要になってくるので、注意が必要です!

ちなみに、先に101試験に合格した場合、5年以内に102試験への合格が必要となるのでご注意ください!

期間を決めて短期間で2つの試験を受けることをおすすめします!



初心者でも合格はできる?

結論から言うと、実務未経験者でも十分合格できると言えます。

それは、私がもともと実務未経験・IT業界未経験の時にLPIC-1を取得した経験があるためです。

また、LPICの3つあるレベルの中でも最も難易度は低く、IT標準レベルでも「初級者レベル」に位置付けられているためです。


ただ、ひとつお伝えしたいことは、決して簡単な試験ではないということです。

正直言うと、勉強始めたての頃は何度も挫折しかけました。
私は理解ができなすぎて、何回も発狂しかけました(笑)

初学者

全然理解できない、、これ本当に初心者レベル?
これ実務未経験者には厳しくない!?!(発狂)


きっと、「向き・不向き」があるかもしれませんが、私にとってはこれまでに受けたどの試験より苦戦した記憶があります。

苦戦した理由としては、出題範囲が広いことはもちろんあるのですが、そもそも基本的なIT用語でもわからないものが多く、ほんとに0から学習をしていたためです。


そんな私でも最終的には合格ができたので、この記事を読んで不安に思った方もぜひ最後まで記事を読んでみてください!

一緒に頑張りましょう!



必要な学習時間は?

LPIC-1の学習に必要な目安時間は、個々の経験や知識によって大きく異なりますが、おおよそ以下の通りと言われています。


対象者学習に必要な目安時間1日2時間学習した場合
IT未経験者の方200時間前後約3ヶ月
基本的なITスキルがある方100時間前後約2ヶ月
日常的にLinuxを使っている経験者30時間〜50時間程度約2週間~1ヶ月

私も場合も、101試験と102試験の両方に合格するまで、約3ヶ月ほどかかりました。

1日のうちにどれくらい学習時間が確保できるかにもよりますが、全くのIT未経験者の場合は約3ヶ月ほどを見ておいた方が良いかもしれません。


初学者

約3ヶ月も勉強に費やして、受験料に30,000円も払って、そこまでしてLPIC-1を取得する意味ってあるの?

そう思う気持ちも分かりますが、LPIC-1を取得するメリットはちゃんとありますよ!

私が考えるLPIC-1を取得するメリットは以下のつです。

LPIC-1を取得するメリット
  1. 就職・転職に有利(特に未経験や初心者)
  2. 会社にアピールできて、チャンスが広がる
  3. 現場で役立つスキルが身につく
  4. AWS(クラウド)など流行りの技術にもLinuxが活用されている

未経験者であっても実務で活かせる知識が身につくため、転職やスキルアップでLPICの取得はおすすめです!
私も未経験の状態から転職活動をして実感したことですが、LPIC資格は間違いなく転職に有利になると思いました!



資格を持っていることで、積極的に学習している姿勢をアピールすることができます。
それによって、希望の案件にアサインされることが期待できたり、一部の企業では資格手当が支給されます。

資格手当により、月々の収入が増加し、年収アップに繋がるケースもあります!



現場で役立つスキルが身につく

LPICを取得すると、現場で役立つ実践的なスキルが身につきます!

なぜなら、Linuxシステムの設定や管理、ネットワークの構築やセキュリティ対策など、実務で必要とされる基礎的な知識が試験範囲に含まれているからです。

このあたりのスキルを習得すると、業務の効率化にも貢献もできるでしょう!



AWSといった流行りのクラウド技術でも、Linuxの知識が必要となります。
かなりの確率で、実務ではLinuxの知識が必要になってくるので、学習をしておいて損はないはずです!

むしろ勉強をしておいた方が良いと思います!


二度目になりますが、これからインフラエンジニアを目指そうとしている方にとっては、特にLPICを取得するメリットは大きいです

何も資格を持っておらず証明できるものがない状態よりも、自己学習をして資格という目に見える形で証明できる人は、選考でも評価がされやすいです!

実際私の場合も、資格の取得が評価され、未経験転職を無事に成功させることができました。

ここからは、私が実際にしていた学習方法をご紹介します!

ご紹介する学習方法をどのような順番で行っていたかは、後ほどで紹介しますね!


①書籍

私が使用した書籍は以下の2つです!
どちらもおすすめですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ)

未経験の方におすすめの書籍です。

「LPIC? なにそれ?おいしいの?」というようなレベルの方は、まずはLPICの基礎を知るところから始めるのがおすすめです!

いきなり難しい参考書や問題集から始めてしまうと挫折してしまう可能性が高いからです。

ただ、この書籍だけでは試験レベルには届きませんので、あくまで「基礎を学ぶための書籍」として活用しましょう!

楽天ブックス
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②LPICレベル1スピードマスター問題集: Version5.0対応 101試験 102試験対応

本書は、LPIC-1の1の最新バージョンである5.0に対応した問題集です。

LPIC-1の認定テキストとして出題範囲を万遍なく学べる内容となっています。

本番の試験では、この問題集と同じような問題が何問か出題されたので、とても良い試験対策になりました。

試験対策用に、ぜひおすすめしたい一冊です!


②Udemy

書籍と併用して、動画教材でも学習をしていました!
私が実際に活用していて、おすすめしたいのが、以下の講座になります!


講師であるウズウズカレッジは、就職支援を行う株式会社UZUZが運営するITスクールです。
他の講座もユーザーからの評価が良く、未経験者の視点にたった丁寧な解説が特徴的です。

スクールを運営しているということもあって、IT業界未経験の方でもストレスなく学習できる教材設計となっています。

私はこの講座がなければ、おそらく理解が全然追いついていなかったと思います(汗)

IT業界未経験の方は、動画教材で学習を進めることをおすすめします。


※「LinuC」と記載していますが、「LPIC」の学習にも問題なく活用できます!


Udemyでは定期的にセールなども開催しているので、ぜひうまく活用して講座を購入してみてくださいね!

この講座の口コミはどうなの?

口コミはかなり良いです!
ベストセラーにもなっているので、Udemyの講座でLPICを学習するなら、この講座が一番おすすめです!


実際の口コミもいい評価が多いです▼

聞きやすく頭に入りやすいスピードで話していただけるので覚えやすい。

とてもわかりやすいです。
最初のとっかかりとしてこの動画を見た後に、学習を進める方が良いと思います。
ちなみにLPIC101は合格しました☺

1つ1つの動画の丁寧で初学者でも問題なく理解することができました。
ありがとうございました。

https://www.udemy.com/course/linuc-lv1/#reviews より

ウズウズカレッジさんは、YouTubeでも無料で情報を発信しています!
以下の動画の再生リストもかなり分かりやすいので、購入を迷っている方はぜひご覧になってから検討してみてください!



③学習プラットフォーム

最後にご紹介するのは、Ping-t になります!



Ping-tは、IT資格に特化したWEB問題集です。登録ユーザーは、30万人を超える人気サイトです。

Ping-tの魅力は、無料で利用できる問題集が数多く用意されていることです。
LPIC-1問題集は約700問ほど用意がされています。

そのほかに、ITパスポートの過去問、AWSの問題集など、とにかく問題量が豊富です。

有料のコンテンツが一部ありますが、無料のコンテンツだけでも十分に学習に役立つ量が用意されています。(※102試験の問題集は有料コンテンツに含まれます)


問題集TOPはこのような感じです▼


入力式の問題の対策もできるように、「コマ問」という形式の問題も用意されています。
無料とは思えないほど充実しているので、ぜひ上手く活用していきましょう!


先ほど3つのカテゴリーに分けて、おすすめの学習方法を紹介しました!

ここからは、具体的に私がどのような順番で学習したのかをご紹介していきます!

学習の流れ
  1. 1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ) で基礎を学ぶ
  2. 【LinuC レベル1】101 + 102試験対策講座!で、より理解を深める
  3. LPICレベル1スピードマスター問題集Ping-tを解いて、問題の形式に慣れる
  4. 間違えた問題や苦手な分野を復習
  5. 入力問題をPing-tで対策
  6. 何度も間違えた問題や暗記が必要な知識は、復習ノートに記録して寝る前に復習

私は上記のような順番で、学習をしました! ひとつずつ、詳しく紹介していきますね!


① 1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ) で基礎を学ぶ

私の場合はLinuxについて学習したことがなかったので、まずは導入として1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ)で、基礎知識の習得を行いました。

この書籍を活用することで、初学者の方でもスムーズに基礎固めを行うことができます!

分厚い参考書などだと途中で挫折してしまったりしますが、この参考書はそこまでボリュームがあるわけではなく、1週間で読み終えることのできるボリュームだったので、とても読みやすかったです!


次に、Udemy講座の「【LinuC レベル1】101 + 102試験対策講座!」を視聴して、試験に必要な知識を身につけていきます。

こちらの講座を活用することで、101試験も102試験の範囲も網羅的に理解できるようになります!

「Linuxなんて見たことも聞いたこともない」というような方でも、動画教材なので無理なく学習できます!

おすすめなのは、動画を見たあとに実際に問題を解いてみることです!
出題範囲が広いので、動画を全て見終わってから問題集を解き始めると、忘れてしまっている分野も多くあったので、ひとつのカテゴリーを学び終わったら、Ping-t もしくは 問題集で実際に問題を解いてみることをおすすめします!


ちなみに…この段階では、間違えても問題自体がわからなくても構いません!

学んだ知識がどのように出題されるか、そして記憶の定着のために問題を解きます!


私が101試験の学習をしていた時は、Udemyの講座を全て視聴してから、問題集にとりかかっていました。


ただそれだと、最初の方に学んだことを忘れてしまっていることが多かったので、102試験の学習時からUdemyの講座を視聴後に、復習として問題集を解くようなスタイルに変更しました。

個人的には、102試験の時に行った学習スタイルがあっていたと思います!


つまり…


②を繰り返して、Udemyの講座の動画視聴を全て終えたら、あとはひたすら問題を解いていきます。

私が活用したのは、LPICレベル1スピードマスター問題集Ping-t です。

私の場合は、どちらも活用することをおすすめします!


なぜかと言うと…

Ping-tのみで試験対策をして、101試験に落ちた経験があるためです(泣)


その後、合格した方の体験記などを読んでみると、書籍の問題集と併せて対策している方が多かったので、私も書籍を使った試験対策に切り替えました。

そして、2回目に受けた試験では見事合格することができました。

Ping-tと書籍の両方を使って試験対策をした私が、感じたことが2つあります!


それは、

・書籍(LPICレベル1スピードマスター問題集)の方が、Ping-tよりも難易度が高めな問題が多い
・書籍(LPICレベル1スピードマスター問題集)で解いた問題と同じ問題が、本番で何問か出た

ということです!


本番レベルの難易度に慣れるには、LPICレベル1スピードマスター問題集も活用した方が良いということです。

確実に合格したい方は、Ping-tだけではなく、書籍も併せて活用することをおすすめします。


また、LPICレベル1スピードマスター問題集 と同じくらい、試験対策として使われているのが、「あずき本」と言われている以下の書籍です!

私は実際に購入はしていないのですが、【合格記】をみると、活用している方が多いイメージです!

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問題を解く中で、苦手な分野や理解が浅い分野が出てくると思います。

そんな時は、【LinuC レベル1】101 + 102試験対策講座!で再度復習をします!

それでも解決しない時には、ブログを検索してみたり、書籍を活用しながら、自分の中に落とし込んでいきましょう!



⑤ 入力問題をPing-tで対策

ここで、再び試験の概要を見てみましょう!

出題内容に「入力式問題」というものがありますよね!
実は、101試験も102試験も入力式問題の対策も必要となってくるのです!


 対象試験 101試験 と 102試験
問題数65問
試験時間90分
出題内容選択問題と入力式問題
合格点800点中 500点以上で合格
合格率公表なし
有効期限5年
受験方法CBT方式(マウス選択問題、キーボード入力問題)
受験料15,000円 (101試験 と 102試験の両方を受験して計30,000円)

ちなみに、入力式問題は 全体の1〜2割程度になっています。

入力式問題でよく出題されるのは、コマンド名やコマンドのオプション、ディレクトリ名などです。

例えば、「隠しフォルダもすべて表示するlsコマンドのオプションを答えよ」といったような問題がでてきます。

この入力式問題の対策に活用できるのが、Ping-tのコマ問になります!


私が101試験に落ちた時は、この入力式問題の対策を怠っていました。。
「1-2割しか出ないから、少しの対策でいいだろう」とあまりコマ問を解いていませんでした。
出題の割合は少ないですが、入力式問題の対策もしっかりするこをおすすめします!

実務でも必ず必要になってくる知識なので、対策しておいて損はないです!


何度も間違えてしまう問題や暗記が必要な問題は、「復習ノート」というものにまとめていました!

これは、寝る前や移動時間などのスキマ時間に学習ができるようにするためです。

また、試験直前の最後の見直しにも活用していました!


下のイラストのようにページを見開きで使用します。
左側に問題を書いて、右側の同じ行に答えを書いて活用していました▼


以上となります!


まとめ

改めて、IT業界未経験者の私が、知識ゼロの状態からLPIC-1に合格した学習方法と順番をまとめます▼

学習の流れ
  1. 1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ) で基礎を学ぶ
  2. 【LinuC レベル1】101 + 102試験対策講座!で 、より理解を深める
  3. LPICレベル1スピードマスター問題集Ping-tをひたすら解いて、問題の形式に慣れる
  4. 間違えた問題や苦手な分野を復習
  5. 入力問題をPing-tで対策
  6. 何度も間違えた問題や暗記が必要な知識は、復習ノートに記録して寝る前に復習

人によって、あう学習方法などがあると思いますので、参考程度にしていただければ幸いです^ ^


スクールに通わなくても、LPIC-1に合格する知識は習得できると思います。

私自身、全く知識がない状態からのスタートでしたが、自己学習で合格することはできました。

ただ、以下に当てはまるような方は、スクールへの入会を検討してみてもいいかもしれません!

・自主的に学習することが苦手
・躓いた時に相談できる人が欲しい
・資格取得のための学習だけではなく、転職保証などのサポートもしてほしい

LPIC-1は、Linuxの基本操作に慣れている方だけでなく、これからインフラ領域のエンジニアになりたい方にもおすすめの資格となります!

この認定資格を取得することで、Linuxシステムの基本的な運用・管理能力を証明できるため、職場や就職活動でアピールできるポイントになります!

私も未経験から、合格することができたので、ぜひあきらめずに一緒に学習を頑張りましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました1

ABOUT ME
あさひ
アラサーでAWSの資格を取得して、未経験でIT業界転職に成功▶️インフラエンジニア1年目! SES企業に入社して、案件先でAWS関連の業務に携わっています。 アウトプットのために、主にクラウドサービスに関する記事を執筆していきます。 初心者の方にも分かりやすい発信を心がけています🎵 <取得済み資格>AWS SAA ,SOA , LPIC-1 , TOEIC 830